BLOG ブログ

【謎の暗号!?】タイヤに刻まれた英数字の7つの意味

【謎の暗号!?】タイヤに刻まれた英数字の7つの意味

香川県高松市でカーディティーリング業を20年以上やっていますマジックガレージ高松です。
主にボディーコーティングやカーフィルム施工を手掛けています。
ブログを見て下さりありがとうございます。
記事を見て頂いてお役に立てれば幸いです♪

表示の見方

皆さんはタイヤに数字が刻まれていることは何となく知ってると思います。
その内容が車によって違いますがどういう意味か正確に知らない人も多いのではないでしょうか?
カー用品店やディーラーなどではスタッフさんにお任せで交換する方も多いですね。

近年ではネットで安くしたいと言う方も増えており、まずぶつかる壁が表示の意味です。
数字がすべて合っていれば問題無いのですが絶版になっているケースもあります。
表示の意味を知っておけば対応の仕方もスピードも変わって来ます。
車の消耗品の中でも重要なパーツだけに替え時が延び多分事故などのリスクも増えてしまいます。

タイヤのサイドウォールを見ると意外とたくさんの表記があったりします。
その中でもタイヤ交換時に必要で目立つ表示について解説します。

タイヤサイズ表示イメージ
中には表記が若干違ったりしますが一般的には上記写真のように

225 / 40 R 18 92 Y

と表記されています。
これはサイズ表示になっています。
それでは一体何を指しているのでしょうか?

タイヤの幅の呼称 / 偏平率 構造 リム径の呼称 ロードインデックス 速度記号

を指しています。
以下では
・タイヤの幅の呼称
・偏平率
・構造
・リム径の呼称
・ロードインデックス
・速度記号

の6つの表示について解説していきます。

タイヤの幅の呼称

その名の通りタイヤ幅を表しています。
ただしタイヤの総幅ではなくタイヤの断面幅(mm)を示します。
タイヤの幅が大きければ大きい程、接地面積が増えグリップ性能が高くなります。
逆に小さくなると設置面積が減りグリップ性能が低くなりますが
その分接地の負荷が減り燃費が向上します。

タイヤサイズ表示イメージ
一般的には車両重量があるトラックなどの大型車両が幅が広く
軽自動車などの軽量な車両程幅が狭くなっています。

トヨタ プロボックス
引用”https://toyota.jp/
ライトバンなどの商用車は運行距離が多くなるので内装もシンプルで軽く
燃費も考慮されているため思いの外タイヤの断面幅が小さいものを
採用している傾向にあるようです。

偏平率

偏平率とは上記で説明したタイヤの断面幅に対して断面高さの比率を表すものです。
扁平率の算出方法は以下の通りです。

偏平率(%)= 断面高さ ÷ 断面幅 × 100

で算出されます。

カスタムカーイメージ
カスタムでよくあるのがインチアップでタイヤの外径を変えずに扁平率を下げることです。
メリットは見た目のカッコよさだけではなく操縦安定性やグリップ性能が向上します。
それによりコーナリング性能やハンドリングのレスポンスが良くなります。

デメリットは乗り心地が悪くなったりロードノイズが大きくなる。
他にもステアリングが重くなる、燃費が悪くなることもあります。

構造

一般的に「R」と表記されていますが何を示しているかご存知でしょうか?
これはラジアルタイヤの頭文字になっています。

タイヤの胴体部分であるカーカスと呼ばれるタイヤの内部繊維構造が
進行方向に対して直角に編み込まれているタイヤをラジアルタイヤと呼びます。
走行性能が優れており車種や用途に合わせて様々なラジアルタイヤが存在します。

建築用車両イメージ
他にも「ー」、「B」で表記するものもありバイアスタイヤを示します。
タイヤの内部繊維構造が斜めに編み込まれているのが特徴です。
一般的には高速走行を想定していない悪路を低速走行する車両に使われます。
建築用の重機や建築用車両に使用されています。

リム径の呼称

リム径とはホイールにタイヤが組み合わされている部分で単位はインチで表します。
タイヤに表示されている数字は、そのタイヤに適合するホイールのリム径です。
タイヤの内径も同様のインチ数になります。
ですのでインチ数が合わなければタイヤとホイールが組み合わせることが出来ません。

ホイールとタイヤイメージ

インチアップなどカスタムの際はリム径だけでなくタイヤ幅の数値も併せて
確認する必要があります。
インチ数の変化によってタイヤ外径もより近いものにするため偏平率にも
配慮が必要です。

ロードインデックス

ロードインデックスとはタイヤ1本で支えることができる最大負荷能力指数です。
車が重くなるほどロードインデックスの値が大きくなります。
タイヤ交換の際はそれに伴い空気圧も適性がありますのでご確認ください。

ホイールとタイヤイメージ
純正サイズですと車両運転席側ドアを開放したフレーム、キャッチ付近に
ステッカーが貼られており記載があります。
ロードインデックスの数値と負荷能力については以下の通りです。

ロードインデックス
引用”https://tyre.dunlop.co.jp/
EXTRA LOAD規格についてはこちら

ちなみに表示の見方の例で挙げた「92」ですと負荷能力は630kgとなります。

速度記号

速度記号とはスピードレンジとも呼びます。
規定の条件下でそのタイヤが走行できる最高速度を表しています。
それぞれの車両が出せる最高速度に合わせて、それ以上の設定がされています。

高速イメージ
速度記号と最高速度は以下の通りです。

L 120km/h、N 140km/h、Q 160km/h、S 180km/h、T 190km/h、H 210km/h、
V 240km/h、W 270km/h、Y 300km/h、ZR 240km/h超、(Y) 300km/h超


タイヤ交換の際は安全のため既存の値を下回らないよう確認が必要です。

製造年週

最後に製造時期がどのように表記されているか知っておくと
タイヤの交換目安になるので知っておきましょう。

製造年週
製造年週は写真のように4桁の数字が記載されています。
最初の2桁は製造週を最後の2桁は製造年を表します。
上記写真では「0921」ですので2021年9週目となりますので
2月末から3月に入ってすぐの間に製造されたことになります。

走行距離が延びずタイヤの溝があってもタイヤのゴムは劣化します。
硬化ひび割れが起こりますので5年を目安に交換をおススメします。
ただし5年を待たずしてタイヤに、ひび割れや破損が見つかれば速やかに交換しましょう。

当店ではお預かりした愛車をコーティングする際、タイヤウォールにフィニッシュ剤を塗布しています。
コーティング、フィルム施工などに関するお問い合わせは、マジックガレージ高松へ、お気軽にお問い合わせください。

最後まで見て頂きありがとうございました。