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【どう選ぶ?】プロ目線で見るボディーカラーの選び方3×3の要素

【どう選ぶ?】プロ目線で見るボディーカラーの選び方3×3の要素

香川県高松市でカーディティーリング業を20年以上やっていますマジックガレージ高松です。
主にボディーコーティングやカーフィルム施工を手掛けています。
ブログを見て下さりありがとうございます。
記事を見て頂いてお役に立てれば幸いです♪

塗装の違い

一言で塗装と言ってもそれぞれ特徴があり強度や耐光性など様々です。
その特徴を知る事でボディーカラーの選び方も変わって来るかも知れません。
まずは色味ではなく塗装の方法に関して触れます。

ソリッド塗装

昔の自動車や現行車でもトラックなどによくある塗装です。
クリアが乗っておらずカラーリングそのままの塗料が使われています。
劣化した状態になると艶が無くなり手で触れると色が付きます。

トラックイメージ
メリットは構造的にシンプルである事。
そして劣化した表面を研磨すると退色した表面が削れるので色味も鮮やかに蘇ります。

近年では一般的な乗用車ではあまり採用していませんが中にはソリッドのお車がございます。
コーティング依頼があり初めて知った物としてはトヨタ FJクルーザーです。

トヨタ FJクルーザー
引用”ウィキペディア トヨタ・FJクルーザー

トヨタ FJクルーザーはトラックメーカー日野自動車羽村工場で生産。
トラックと同様の生産ラインが使用されているため塗装も同じように行われている。
そのためクリアの乗っていないソリッド系の塗装が採用されているようだ!

クリア塗装

近年の乗用車の殆どが採用している塗装方法です。
ベースのボディーカラーの上にクリア塗装する事で劣化で色移りしません。
そして艶も飛びにくくソリッドより丈夫です。
丈夫を手に入れた塗装はそれと引き換えに色飛褪せ色飛びを復活する事ができなくなりました。
それをカバーすべく多くの国産メーカーは色の研究も日々行っているようです。

乗用車イメージ

そしてクリアに色素が入ったキャンディーカラーと呼ばれる塗装を使用したお車もあります。
キャンディーカラーは1層のカラーで構成されておらず色素が入ったクリアを塗り重ねます。
透過や反射の結果深く鮮やかな発色をするのが特徴です。

市販車でも採用しているメーカもあります。
日本車メーカーではマツダが採用しております。

MAZDA3 リヤビュー
マツダが2012年から主要車種に対して展開している「匠塗(たくみぬり)」。
「ソウルレッドプレミアムメタリック」が2016年更に進化。
「ソウルレッドクリスタルメタリック」がオプション塗装としてラインナップされています。
太陽下では鮮やかに発色するためその色に魅了されるファンも多く存在します。

パール、メタリック塗装

金属のキラキラ感や真珠のような光の反射をする塗装です。
素材に金属の粒子などを使用しているためソリッド系と比べると技術的に難易度が高いです。

光岡 オロチ
中には丁寧に塗り重ねた高級感溢れる発色をするものもございます。
特にパール系は塗装強度もあり通常の塗装よりも長持ちするのが特徴です。

カラーによる違い

色によって強度や汚れ方に違いはあるのでしょうか?
採用されている素材で差があるように色素にも差があります。
それではどのような違いがあるか、強度、退色、汚れ難さをランキングしてみましょう!

強度

傷が付きにくい塗装ランキングです。

1位:パールホワイト
2位:シルバー
3位:明るめから中間色
4位:中間色から濃色
最下位:赤ソリッド、ブラックソリッド


アルファロメオ
パール系、メタリック系は金属粒子が入っているのもあり強度が高いと言えます。
高級車の場合フッ素を配合している物あり傷のつき方が全く違います。
反対に塗装が柔らかい赤などビビッドな色合いや濃い色合いは傷が入りやすいです。

ブラックソリッドは漆のような艶が綺麗で選ばれる方が多いようですが・・・
メンテナンス時に傷が入りやすく鈑金でも微妙な色合いを再現するのが難しい。
職人泣かせの色と言えるでしょう!

退色

色褪せしにくい塗装ランキングです。

1位:グレイ、シルバー系
2位:ブラック
3位:ホワイト
4位:シアン系
最下位:赤、黄などビビットな色


フェラーリ カリフォルニア
退色しにくい色合いとしては無彩色系が強いです。
そもそもビビットで鮮やかな色合いは紫外線に弱く変化しやすい構造です。
花の命が短いのも色素の性質が一因と言えます。
だからこそ綺麗で美しいと本能的に思うのかもしれません。

汚れ

同じような環境下でも汚れが付着して目立ってしまう色味があります。
汚れたと思ったら洗いたくなりますがすぐに洗車できるとも限りません。
キレイ好きな方ですと気になってストレスになってしまう事もあります。
汚れが目立たない順番は以下の通りです。

1位:シルバー
2位:パール系
3位:ホワイト
4位:ダークカラー
最下位:ブラック


スバル インプレッサ
ダークカラーやブラックは、にわか雨で斑点が目立ってしまいます。
それに加え傷も目立ちやすくキレイ好きな方にはストレスになり易い色と言えます。

反対に中間から明るめのシルバー系はメタリックの乱反射と色味で汚れが目立ちません。
ただし油断していると思いの外汚れており洗車時に苦労する事もあるかも!?

選び方まとめ

選ぶにはまず好きな色がありそれが良いとなれば迷わず選ぶのが基本でしょう!
今回は後のメンテナンスのし易さの観点から選ぶとします。
あまり色に拘りが無い方は参考になるかも知れませんね。

塗装の種類はパール系、シルバー系で色味は明るめで無彩色系がベターとなります。
選び方一例としてカラーバリエーションが豊富な初代トヨタ アクアで紹介します。

選び方一例(トヨタ アクアNHP10型)

カラーバリエーション豊富なトヨタ アクア(NHP10型)を一例におススメカラーを紹介。

アクア シルバーメタリック
トヨタ アクア(NHP10型)シルバーメタリック

アクア ホワイトパールクリスタルシャイン
トヨタ アクア(NHP10型)ホワイトパールクリスタルシャイン

アクア ベージュ
トヨタ アクア(NHP10型)ベージュ

アクア クリアエメラルドパールクリスタルシャイン
トヨタ アクア(NHP10型)クリアエメラルドパールクリスタルシャイン

2021年7月には鮮烈なデビューを果たした2代目アクアが販売開始!
高度駐車支援システム「トヨタ チームメイト(アドバンスト パーク)」も導入。
スイッチ操作のみで駐車操作をアシストする最新技術が盛り込まれたものとなった。
こちらのおススメカラーも紹介します。

アクア シルバーメタリック(<br />
1F7)
トヨタ アクア(MXPK10型)シルバーメタリック(1F7)

アクア プラチナホワイトパールマイカ(089)
トヨタ アクア(MXPK10型)プラチナホワイトパールマイカ(089)

アクア クリアベージュメタリック(4Y3)
トヨタ アクア(MXPK10型)クリアベージュメタリック(4Y3)

発売して4カ月程度ですので今後カラーバリエーションが増える事が期待されます♪

安全装備が発達し事故などが減ってもボディーを摺った、シミが入ったなどあります。
そんな時、素人考えで触って結果おかしくなってしまう事も見受けられます。
何かありましたらまずは専門店にお見せ頂くと余分なお金や労力を掛けずに済みます。

ボディーの傷やシミなどに関するお問い合わせは、マジックガレージ高松へ、お気軽にお問い合わせください。

最後まで見て頂きありがとうございました。